鉄炭ダンゴ が地球温暖化を防ぐ
4年前から始めた漁民の森作りが新しい取り組みを始めた。
「漁民の森づくり」は仙台気仙沼の畠山重篤さんが20年前に始めた漁民による植林活動が全国に広がったものだ。
山が豊かになると海が豊かになるその原理にはなんと「鉄」が大きな力を発揮しているというのが昨年仙台に行った時に畠山さんから聞いていたが、その後畠山さん出筆された本「鉄が地球温暖化を防ぐ」に詳しく載っていた。
そこに宇部の杉本さんの鉄炭ダンゴの紹介があり、3月にたずねてみた。
そこで教わったのが鉄炭ダンゴ
大きさが不ぞろいなのが私が作った鉄ダンゴ
鉄と竹墨と粘土で固めた鉄炭ダンゴ
工場で生産したものとは違いがありすぎるが、早く解けるので効果は抜群
実際に宇部の港のようにヘドロがなくなるか港の潮溜まりに約200個撒いてみた
いえいえ、設置して様子を見ることにした
設置ですよ海洋投棄ではありませんから。
実際かなりのヘドロの量で、これが異臭も激しい
これが浄化されるといいのだが、
場所を移動して、牡蠣の種付場
あさりも撒いているらしい
港と比べて砂地も見えて綺麗に感じるが
掘ってみると砂地は表面だけで、すぐに黒い土になってしまた
原因は海辺まで迫った住宅開発の生活排水による窒素、リンなど多くなりそれを主食とするプランクトンの栄養過多で激変してしまった。
鉄分の不足である。
人間も鉄分が不足すると貧血になるように貝や海老なども少なくなっている
鉄炭ダンゴを30cm間隔で設置
アサリを食べるエイなど外的から身を守る為に網を設置
それにしてもアオサが多い
干潮時に酸素不足になり貝の為にはよくない気がする
これも自然界の栄養のバランスが崩れているからだと
宇部の杉本さんが言う・・・なるほど
昔から広島北部は鉄、たたらが有名な町
だから海は豊かで牡蠣が豊富であった、ダムができ、生活排水が流れ込む海のバランスは崩れてしまったに違いない。
TV取材もぬかるんだ足元で大変苦労されたと思う
重いカメラを担ぎほんとうにご苦労様でした。
環境問題が茶の間でもみれるようにしっかりと報道してもらえてありがたい。
今回の取り組みは大学にも事前にお知らせしてみた。
広島大学と修道大学の生徒や教授さんが熱心に取材をしていた。
黒田組合長も若い子の取材には丁寧に答えておられた。
(私にも親切に答えてくれますが・・・)
今回の実験場として場所を貸していただいた黒田組合長は感謝しています。
今回の証拠して立て札を掛けさせていただきました。
アサリを食べるエイよりも文字が読め、網を剥ぎ取るエイ?がいるらしい。
この場所はそっとしておいてもらいたいものだ。
来年の結果が楽しみでならない。
いい報告が出来るいいのですが、
広島西部ロハスの会 会長 永本清三